FTR223 ボアアップ

事の始め
つい最近、ノーマルエンジン+キャブマフラーでパワーチェックをした所ノーマルを上回る
16.5馬力を発揮。中速域からしっかりパワーが出てるのですが上の伸びが急激に落ちている
スポイルしている原因もわからず・・・・・・で、パンさん登場。
巷の噂でFTR223ヘッド加工で軽く20馬力が出せるって話。
じゃ〜ヘッドチューンに挑戦。ノーマルのピストンを加工してハイコンプエンジンを造るって目標で
エンジンをばらします。

タンク・シートを取り
エンジンをばらして行きます

まずは、左側のスターターギアの付いている蓋をばらす・・・・・・なんじゃこりゃ!!
オイルが乳化して白いグリス状の物がニュルニュルと出てきました。とりあえずエンジンに悪いので綺麗にふき取ります。

マフラー・キャブ
その他エンジンに
付いている保機類を
外して行きます。

8本のボルト・ナットを外すと
カムシャフトが見えてきます。

カムチェーンが落とさないようにカムを外して行きます。

シリンダーヘッドを外します。
左側のボルト1本外すとヘッドが
外れます。

はい!シリンダーを外しました。ピストンとご対面です。
しっかり馴らしをやったお陰でピストンは綺麗そのもの。
僕のライディングはエンジンに
優しい乗り方なんだな〜(爆

棚ボタでなんと!タケガワの
ピストンを貰いました。
ラッキー!中古品ですが、
ピストンも綺麗で早々にOHキットを
発注しました。

珍しいボアアップピストンとノーマルピストンの比較です。
タケガワのピストンはトップが高い
巷の噂ではCRが上がりすぎるらしい・・・シリンダーのボーリングと
一緒にピストンの面研も内燃機屋さんに依頼する。

ノーマルパーツ

シリンダー
スリーブの肉厚が薄いボーリング
加工して大丈夫なのかな??

シリンダーヘッド
少し削って鏡面加工の予定

吸排気ポートバルブ側
バルブシート回りの段差が
大きい為滑らかに加工する
排気側は鏡面にする

吸気ポート入り口
何でこんなに小さいの?
バルブガイド回りの肉厚もかなり
ひどい・・・ざっくり削って滑らかな
テーパー状に加工する

吸排気バルブ
ポリッシュ加工出来れば軽量化する
予定。表面のザラツキが結構ひどい

ボーリング加工から帰って来た
シリンダーとピストン

思ったよりスリーブの厚みが
ありました。ピストントップも
綺麗に面研出来ています。

チューニング後

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シリンダーヘッド
とりあえず鏡面。
カーボンの付着を防ぐ為に
磨き倒しました。

吸排気ポート
吸気#180番で磨いた
ままです。
鏡面は駄目みたいだから

排気ポート
カーボン付着を防ぐ為
もち!鏡面

排気ポート
出口はガスケットの大きさ
一杯まで削りました。

吸気ポート
キャブレターの大きさから
徐々に狭くなりバルブ側手前で
テーパー状に加工しました。

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吸気バルブ
ステム部をウエスト化して
鏡面仕上げにしました

バルブ回りの軽量パーツが見つからない為バルブ自体を軽量化して強化バルブスプリングの代用とします。

バルブ加工

排気バルブ
高熱にさらされる部分だけに軽量化はほとんどせず、
ポリッシュ化。

シリンダーヘッドとバルブ
この鈍い輝き、作りたかったのはこの形です。

詳しい加工内容→GO!

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